ノルウェイの森。

2009年11月21日 日常
読み終わりました。
ゆっくり読書する時間がなかなかとれず
少し時間がかかってしまいましたが
昨日一気に読み終えました。

なんといいますか切ないような
ノスタルジックな気分になる小説でした。

この小説の時代背景はちょうど私が生まれたころ。
そしてこの小説が世に出たのはちょうど私が主人公と同じ年代のころ。
あれだけ話題になっていたにもかかわらず
読む機会を逸してこの歳になってはじめて読むこととなったのですが
もしこの小説を二十歳そこそこのころ読んでいたら私はどう感じたのかな。
今の私とはまた違う感情で読んだのではないかなと思います。

この間の日曜日にはお目当てのシンポジウムが始まるのを待ちながら
暖かな日差しを背に女子大のキャンパスのベンチで読みました。
自分がいま身を置いている大学という場所と
主人公の大学生活の話に奇妙にリンクしながら。
昨日はこれまた暖かい日差しを背にPTA会議室で
他の委員さんたちが集まるのを待ちながら読みました。
主人公はあいかわらず大学生のままだけど私はPTAの仕事をする歳になってる。
小説が発表になったころに読んでいれば私は主人公と同じくらいの年令だったのに。

ん?わたし、なに言ってんの??

小説の内容と小説内の時間と私のいる場所と私の中の時間の流れとが
妙に交じり合った不思議な感覚の読書となりました。

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